和を楽しむcinnamonのブログ

60代、茶や書のあるシンプルなくらし

茶の湯の稽古再開

今日は2ヶ月ぶりのお茶の稽古日でした


4月は釣り釜、5月は炉から風炉へと、季節の移り変わりを一番感じられる時季にお休みというのは、大変残念でしたが、こうして再開にこぎつけて本当に良かったです


市ヶ谷駅に降り立つと、2ヶ月前は満開だった桜も濃い緑に包まれ


赤芽樫でしたでしょうか…奇麗な赤に彩られた生垣


紫陽花が水無月を告げています


久しぶりの稽古場は、すっかり緑に縁取られ


灯籠が迎えてくれます

この風情、やっぱりいいですね〜


今日の寄り付きの絵は、早乙女の図、ご先代の筆で和む風景です

もう田植えの時季ですね


本席のお軸は、先々代とご先代の合作で「楽」

親子で合作なんて良いですよね


楽しみは命の他に何かあらむ

ながらえて見る有明の月


季節の草花も綺麗です



1時間半毎に区切っての、完全予約制ですので、いつもより緊張感のある稽古となりました。


ちなみにお菓子は「水無月」6月の定番ですが、稽古に入ると写真を撮っている余裕が無く…残念


ちょっと雑誌から拝借

白いういろうの上面に甘く煮た小豆をのせ、三角形に切り分けたもので、6月30日の夏越の祓えの行事で厄払いに食し、あと半年を無事に過ごせるようにと祈ったものらしい。コロナの世にぴったり!?



稽古を終えると丁度4時半、外に出るとまだ明るい、ほっと緊張がゆるむ瞬間、この開放感に包まれる感じも良いんですよね(^_^.)

それに、この時間ならラッシュに合わずに済みそうです


コロナ禍のお陰で、皆が時間を有効に使うようになったのは良い変化かも知れませんね


今日の装いは、やっぱりお気に入りの長板中形で「波に鶴」です

稽古再開を祝う心も込めて…


良い一日に感謝です(^_^.)